古典和歌stream

新古今和歌集 - 寂蓮

老いの波越えける身こそあはれなれ
今年も今はすゑの松山

老いの波を幾度も越えてきた我が身こそ、しみじみと悲しい。今年もいまはもう末となった、末の松山を波が越えるように。

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新古今和歌集 - 藤原俊成

今日ごとに今日や限りと惜しめども
またも今年に逢ひにけるかな

毎年、この年の暮れの今日という日を迎えるたびに、今日が最後であろうかと惜しんできたけれども、またも今年の暮れに逢ったことよ。

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新古今和歌集 - 仁徳天皇

高き屋に登りて見れば煙立つ
民のかまどはにぎはひにけり

高い建物に登って見わたすと、煙が立ちのぼっている。民のかまどは豊かに栄えていることだ。

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新古今和歌集 - よみ人しらず

初春の初子の今日の玉箒
手に取るからにゆらく玉の緒

初春の初子の日である今日の玉箒よ。手に取るとすぐに、玉を貫いた緒が揺れて、玉が触れ合い鳴ることだ。

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新古今和歌集 - 藤原清正

子の日して標めつる野辺の姫小松
引かでや千代の蔭を待たまし

子の日の遊びをして、標を結って自分のものと定めた野辺の姫小松よ。引き抜かずに、千年ののちの木陰となるのを待とうか。

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新古今和歌集 - 紀貫之

君が代の年の数をば白妙の
浜の真砂と誰か敷きけん

君の御代の年の数を、白い浜の細かな砂として、いったい誰が敷き並べたのだろう。

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新古今和歌集 - 紀貫之

若菜生ふる野辺といふ野辺を君がため
万代標めて摘まんとぞ思ふ

若菜の生える野辺という野辺を、君のために、万代にわたって標を結って自分のものとし、若菜を摘もうと思う。

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新古今和歌集 - 紀貫之

木綿襷千歳をかけてあしひきの
山藍の色は変はらざりけり

木綿襷を掛けるように千年にわたって、山藍で摺り染めた色は変わらないことだ。

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新古今和歌集 - 源師房

君が代にあふべき春の多ければ
散るとも桜あくまでぞ見ん

君の御代に巡りあうはずの春は多いのだから、たとえ散ろうとも、桜を心ゆくまで見よう。

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新古今和歌集 - 伊勢

住の江の浜の真砂を踏む鶴は
久しき跡をとむるなりけり

住の江の浜の細かな砂を踏む鶴は、久しく残る跡をとどめているのであった。

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新古今和歌集 - 紀貫之

年ごとに生ひ添ふ竹のよよを経て
変はらぬ色を誰とかは見ん

年ごとに生え加わる竹が節を重ねるように、代々を経ても変わらない色を、誰の姿として見ようか。

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新古今和歌集 - 凡河内躬恒

千歳経る尾上の松は秋風の
声こそ変はれ色は変はらず

千年を経た峰の上の松は、秋風に鳴る音こそ変わるけれども、その色は変わらない。

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新古今和歌集 - 藤原興風

山河の菊の下水いかなれば
流れて人の老いをせくらん

山の川の、菊の下を流れる水は、どういうわけで、流れていながら人の老いをせき止めるのだろう。

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新古今和歌集 - 紀貫之

祈りつつなほながつきの菊の花
いづれの秋か植ゑて見ざらん

祈りながら、なお長くと願う長月の菊の花を、いったいどの秋に植えて見ないことがあろうか。どの秋にも植えて見るのだ。

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新古今和歌集 - 藤原俊成

山人の折る袖匂ふ菊の露
うち払ふにも千代は経ぬべし

山人が菊を手折る、その袖に香る菊の露よ。それを払い落とすわずかな間にも、千年はきっと過ぎてしまうだろう。

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新古今和歌集 - 清原元輔

神無月紅葉も知らぬ常磐木に
万代かかれ峰の白雲

十月になっても紅葉することを知らない常緑の木に、万代にわたってかかっていよ、峰の白雲よ。

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