- 表題
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- 千載和歌集
千載和歌集 - 藤原頼実
いかばかり思ふと知りてつらからん
あはれ涙の色を見せばや
私がどれほど思っているかを知ったうえで、あの人はつれなくするのだろうか。ああ、この紅に染まった涙の色を見せたいものだ。
千載和歌集 - 越後
なれて後つらからましに比ぶれば
無き名はことの数ならぬかな
親しくなった後でつれなくされたならばどんなにつらいだろうかということに比べれば、根も葉もない浮き名など、物の数にも入らないことだ。
千載和歌集 - 寂超
命をば逢ふに代へんと思ひしを
恋ひ死ぬとだに知らせてしかな
命を逢うことと引き替えにしようと思っていたのに、それもかなわないので、せめて恋い焦がれて死ぬのだということだけでも、あの人に知らせたいものだ。