- 表題
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- 新古今和歌集
新古今和歌集 - 遍昭
末の露本の雫や世の中の
後れ先立つためしなるらん
葉末に置く露と根元に落ちる雫は、遅い早いの違いはあっても消えてゆく。それは世の中で、人に後れて残る者と先立ってゆく者とがあることの、ためしなのであろうか。
新古今和歌集 - 藤原重家
形見とて見れば嘆きのふかみ草
何なかなかの匂ひなるらん
形見と思って見ると、嘆きが深まるばかりの深見草である。どうしてかえってつらさを増す、このような美しさなのであろうか。