- 表題
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- 後撰和歌集
後撰和歌集 - 紀友則
みるもなくめもなき海の磯に出でて
かへるがへるもうらみつるかな
海松も海藻もない海の磯に出て、逢うこともなく目を合わせることもないまま、寄せては返す波のように何度も帰りながら、浦を見て恨んだことだ。
後撰和歌集 - よみ人しらず
こりずまの浦の白浪立ち出でて
よるほどもなくかへるばかりか
懲りもせずにまた須磨の浦の白波が立つように出かけて来ては、波が寄る間もなく返るように、夜を過ごす間もなく帰ってしまうばかりなのか。