- 表題
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- 千載和歌集
千載和歌集 - 藤原良経
知られても厭はれぬべき身ならずは
名をさへ人に包むべしやは
知られたとしても嫌われてしまいそうな身でないのなら、名前までもあの人に隠しておくべきだろうか、いや隠すべきではない。
千載和歌集 - 源頼政
思ひかね夢に見ゆやと返さずは
裏さへ袖は濡らさざらまし
恋しさに堪えかねて、夢にあの人が見えるかと袖を裏返して寝ることをしなかったなら、裏まで袖を濡らすことはなかっただろうに。
千載和歌集 - 源光行
あぢきなく言はで心を尽くすかな
包む人目も人のためかは
甲斐もなく、思いを口に出さずに心を尽くしていることだ。人目を気にして隠しているのも、あの人のためだろうか、いやそうではない。