- 表題
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- 後撰和歌集
後撰和歌集 - 女五のみこ
絶えぬると見ればあひぬる白雲の
いとおほよそに思はずもがな
途切れたかと見ればまた寄り合う白雲のように、あなたのことを、ごく通りいっぺんにしか思わないでいられたらよいのに。
後撰和歌集 - 藤原敦忠
今日そへに暮れざらめやはと思へども
堪へぬは人の心なりけり
今日だってそのように暮れないことがあろうか、必ず暮れて逢える夜が来ると思うけれども、それまで堪えきれないのは、人の心であったよ。
後撰和歌集 - 藤原敦忠
池水のいひ出づることのかたければ
みごもりながら年ぞ経にける
池の水が樋から流れ出るのが難しいように、思いを言い出すことが難しいので、水に隠れるように心に秘めたまま、年を過ごしてしまった。
後撰和歌集 - 在原業平
伊勢の海に遊ぶ海人ともなりにしか
浪かき分けてみるめかづかむ
伊勢の海で遊ぶ海人にもなりたいものだ。そうなれば波をかき分けて海松布を潜って取るように、あなたに逢う機会をつかもう。