- 表題
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- 新古今和歌集
新古今和歌集 - 柿本人麻呂
笹の葉はみ山もそよに乱るなり
我は妹思ふ別れ来ぬれば
笹の葉は山じゅうにそよそよと音を立てて乱れているようだ。けれども私はひたすら妻を思っている。別れて来てしまったので。
新古今和歌集 - 壬生忠岑
東路のさやの中山さやかにも
見えぬ雲居に世をや尽くさん
東国への道にあるさやの中山ではないが、さやかにも、つまりはっきりとも見えない遠い雲のかなたで、私は一生を終えることになるのだろうか。
新古今和歌集 - 徽子女王
人をなほ恨みつべしや都鳥
ありやとだにも問ふを聞かねば
やはりあの人を恨んでしまってよいのだろうか。都鳥に尋ねたという古歌のように、せめて「無事でいるか」と尋ねてくれる言葉さえ聞かないのだから。