- 表題
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- 新古今和歌集
新古今和歌集 - 藤原有家
伏しわびぬ篠の小笹のかり枕
はかなの露やひとよばかりに
横になっても眠りかねてしまった。篠の小笹を刈って結んだ仮の枕よ。はかない露であることよ、ほんの一夜の宿りに、これほど置くとは。
新古今和歌集 - 藤原家隆
故郷に頼めし人も末の松
待つらむ袖に波や越すらむ
故郷に、帰ると頼みにさせて残してきた人も、末の松山ではないが、今も待っているだろう。その袖を、涙の波が越えているだろうか。
新古今和歌集 - 雅縁
また越えん人も止まらばあはれ知れ
我が折り敷ける峰の椎柴
この後また越えてゆく人も、ここに泊まったならば、しみじみとした思いを知ってくれ。私が折り敷いて寝床とした、この峰の椎の柴よ。