- 表題
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- 拾遺和歌集
拾遺和歌集 - 閑院大君
君をなほ怨みつるかな海人の刈る
藻に住む虫の名を忘れつつ
あなたをやはり恨んでしまったことよ。海人の刈る藻に住む虫の名、「われから」、つまり自分のせいだということを忘れては。
拾遺和歌集 - よみ人しらず
海人の刈る藻に住む虫の名は聞けど
ただわれからのつらきなりけり
海人の刈る藻に住む虫の名、「われから」は聞いているけれども、まさに我から、自分のせいで生じたつらさであったのだ。
拾遺和歌集 - よみ人しらず
我ばかり我を思はむ人もがな
さてもや憂きと世を試みん
私があの人を思うほどに、私のことを思ってくれる人がいればよいのに。そうであってもなお、男女の仲はつらいものかどうか試してみたい。
拾遺和歌集 - よみ人しらず
あやしくも厭ふにはゆる心かな
いかにしてかは思ひ絶ゆべき
不思議なことに、相手に嫌われれば嫌われるほど、かえって募っていく心であることよ。どのようにして、この思いを断ち切ればよいのだろうか。
拾遺和歌集 - よみ人しらず
高砂に我がなく声はなりにけり
都の人は聞きやつくらん
恋い慕って泣きながら来て、私の泣く声は、鹿の鳴く高砂という所にまで至ってしまった。都にいるあの人は、聞きつけているだろうか。