- 表題
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- 千載和歌集
千載和歌集 - 静賢
飽かなくに又もこの世にめぐり来ば
面変はりすな山の端の月
見飽きることもないうちに別れていくが、もしまたこの世に巡ってきて会うことがあるならば、姿を変えないでおくれ、山の端の月よ。
千載和歌集 - 源仲正
はかなくもわがよの更けを知らずして
いさよふ月を待ちわたるかな
はかないことに、我が身の齢も夜と同じく更けていくことを知らずに、出るのをためらう十六夜の月をずっと待ち続けていることだ。
千載和歌集 - 藤原長方
飽かで入らん名残をいとど思へとや
傾くままに澄める月かな
見飽きないうちに沈んでいく名残惜しさをいっそう思えというのだろうか、西に傾くにつれてますます澄んでいく月であることよ。
千載和歌集 - 藤原定家
いかにせんさらでうき世は慰まず
頼みし月も涙落ちけり
どうしたらよいのだろう。月を見ること以外では、このつらい世は慰められないのに、頼みにしていた月を見ても涙がこぼれてしまった。