- 表題
- -
- 新古今和歌集
新古今和歌集 - 藤原元真
霜氷こころもとけぬ冬の池に
夜更けてぞ鳴く鴛の一声
霜が降り氷が張って、池の真ん中まで解けずに凍った冬の池で、夜が更けて鳴くおしどりの一声よ。私の心も打ち解けないまま、ひとり泣いている。
新古今和歌集 - 藤原実方
いかにせん久米路の橋の中空に
渡しも果てぬ身とやなりなん
どうしたらよいだろう。久米路の岩橋が中空のまま架け渡されなかったように、思いを遂げきれない中途半端な身となってしまうのだろうか。