- 表題
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- 新古今和歌集
新古今和歌集 - 殷富門院大輔
もらさばや思ふ心をさてのみは
えぞやましろの井手のしがらみ
漏らしたいものだ、思う心を。こうして堰き止めてばかりでは、とてもこらえていられない。山城の井手のしがらみも、あふれる水をとどめきれないように。
新古今和歌集 - 西行
数ならぬ心の咎になし果てじ
知らせてこそは身をも恨みめ
物の数にも入らない私の心の咎だということにして、すべてを終わらせてしまうまい。思いを相手に知らせたうえでこそ、わが身をも恨もう。
新古今和歌集 - よみ人しらず
例あればながめはそれと知りながら
おぼつかなきは心なりけり
昔の例があるので、あなたが物思いに沈んで眺めているのはそういうわけだと分かってはいるが、はっきりしないのはあなたの心なのだ。