- 表題
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- 後撰和歌集
後撰和歌集 - 紀貫之
久しかれあだに散るなと桜花
かめに挿せれどうつろひにけり
長くもっておくれ、むなしく散るなと願って、桜の花を、千年を生きる亀にも通う瓶に挿しておいたのに、花は色あせてしまった。
後撰和歌集 - よみ人しらず
春の日の長き思ひは忘れじを
人の心にあきや立つらむ
春の日のように長く続くこの思いを、私は忘れまいと思っているのに、あの人の心には、秋が立つように、私に飽きる心が生じたのだろうか。
後撰和歌集 - よみ人しらず
かくながら散らで世をやは尽くしてぬ
花のときはもありと見るべく
このままの姿で散らずに、この世の限りを過ごし尽くしてくれないものか。花にも永久に変わらないものがあると見られるように。