- 表題
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- 後撰和歌集
後撰和歌集 - 在原業平
頼まれぬ憂き世の中を嘆きつつ
日陰に生ふる身をいかにせん
頼みにすることのできないつらい世の中を嘆きながら、日の当たらない所に生えている草のようなこの身を、どうしたらよいのだろうか。
後撰和歌集 - 藤原興風
思ひには消ゆるものぞと知りながら
今朝しもおきて何に来つらん
思いの火にあえば消えてしまうものだと知りながら、霜が置くように今朝起き出して、どうして帰って来てしまったのだろうか。
後撰和歌集 - 大江興俊
宇治川の浪にみなれし君ませば
我も網代に寄りぬべきかな
宇治川の波に水なれて、よく見慣れたあなたがいらっしゃるので、私も網代に寄る氷魚のように、ここに立ち寄ってしまいそうだ。