- 表題
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- 新古今和歌集
新古今和歌集 - 藤原生子
青柳のいと乱れたるこのころは
一筋にしも思ひよられじ
青柳の糸がたいそう乱れているこのごろは、あなたのお心も乱れていて、私一人にひとすじに思いを寄せてはくださらないでしょう。
新古今和歌集 - 後朱雀天皇
青柳の糸はかたがたなびくとも
思ひそめてむ色は変はらじ
青柳の糸があちらこちらになびくように、私の心がほうぼうに向くことがあっても、あなたを思い初めて心に染めた色は変わるまい。
新古今和歌集 - 村上天皇
逢ふことをはつかに見えし月影の
おぼろけにやはあはれとは思ふ
二十日の月がほのかに見えるように、わずかに逢うことのできたあなたを、並一通りの思いでいとしいと思っているだろうか。いや、並々ならず思っているのだ。
新古今和歌集 - 中務
いつとてもあはれと思ふを寝ぬる夜の
月はおぼろけなくなくぞ見し
月はいつであってもしみじみと思うものだが、あなたと共寝をした夜の月は、涙におぼろにかすみ、並々ならぬ思いで泣く泣く見たのだった。