- 表題
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- 後撰和歌集
後撰和歌集 - よみ人しらず
今はとてあきはてられし身なれども
霧立ち人をえやは忘るる
もうこれまでと、秋が果てるようにすっかり飽きられてしまった身ではあるが、霧が立つように立ち去ってゆくあの人を、どうして忘れることができようか。
後撰和歌集 - よみ人しらず
打ち捨てて君しいなばの露の身は
消えぬばかりぞありと頼むな
私を見捨ててあなたが因幡へ去ってしまったら、露のようにはかない私の身は、ただ消えずにいるというだけのことだ。生きているものと当てにしないでほしい。