- 表題
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- 後撰和歌集
後撰和歌集 - よみ人しらず
唐衣たつ日をよそに聞く人は
かへすばかりのほども恋しを
私が旅立つ日を、他人事のように聞いているあなたは、私が帰るまでのわずかな間も恋しいなどと言うけれど、本当にそうだろうか。
後撰和歌集 - 宇多天皇
身一つにあらぬばかりをおしなべて
行きめぐりてもなどか見ざらん
宮中が我が身一つのものではなくなったというだけのことで、皆と同じように巡って来て、どうして見ないことがあろうか。
後撰和歌集 - よみ人しらず
袖濡れて別れはすとも唐衣
行くとな言ひそきたりとを見む
袖を涙に濡らして別れはしても、この唐衣を着て「行く」とは言わないでほしい。あなたがこれを着たのを、来たものと見よう。