- 表題
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- 千載和歌集
千載和歌集 - 大江匡房
照射する宮城が原の下露に
しのぶもぢずり乾く夜ぞなき
照射の狩りをする宮城野の原の、草葉の下に置く露のために、身を忍ばせて獲物を待つ狩人の信夫もじずりの衣は、乾く夜とてない。
千載和歌集 - 賀茂重保
照射する火串をまつと思へばや
あひ見てしかの身をば替ふらん
照射の火串の松明を、自分を待つ恋人だと思うからだろうか。鹿は「逢いたい」と願うあまり、その身を引き換えにするのだろう。
千載和歌集 - 源俊頼
あはれにも操に燃ゆる蛍かな
声立てつべきこの世と思ふに
しみじみと心を打つことに、声も立てずにじっとこらえて燃えている蛍であることよ。声をあげて泣いてもよいこの世だと思うのに。