- 表題
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- 詞花和歌集
詞花和歌集 - よみ人しらず
身を捨つる人はまことに捨つるかは
捨てぬ人こそ捨つるなりけれ
出家して身を捨てる人は、本当に身を捨てているのだろうか、いやそうではない。身を捨てない人こそが、実は自分を捨てているのであった。
詞花和歌集 - 大中臣能宣
年を経て星をいただく黒髪の
人よりしもになりにけるかな
長い年月、星をいただくように朝早くから夜遅くまで勤めてきたが、黒髪は人より先に霜のように白くなり、位は人より下になってしまったことだ。
このもとにかきあつめつる言の葉を
ははその森の形見とは見よ
木の下に掻き集めた落ち葉のように、子であるわたしが書き集めた言葉を、柞の森の、すなわち亡き母の形見として見てほしい。