- 表題
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- 山家集
山家集 - 西行
捨てていにし憂き世に月の澄まであれな
さらば心のとまらざらまし
捨てて去った憂き世に、月が澄まないでいてくれればよいのに。そうすれば、心がこの世に引きとどめられることもないだろうに。
山家集 - 西行
かたそぎの行き合はぬ間より漏る月や
冴えて御袖の霜に置くらん
社殿の屋根の千木の片削ぎが行き合わない、そのすき間から漏れてくる月の光が、冷たく冴えて、神の御袖に霜となって置いているのだろうか。