- 表題
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- 和泉式部日記
和泉式部日記 - 和泉式部
おりすきはさても社︀やめ五月雨の
今宵菖蒲のねをやかけまし
時節が過ぎてしまったならば、それでやめもしよう。けれども五月雨の降る今宵は、菖蒲の根を掛けるように、声をあげて泣こうか。
和泉式部日記 - 和泉式部
ふれはよのいとゝ憂身のしらるゝを
今日の詠めに水增ら南
雨が降るにつけ、この世に生きるわが身のつらさがいっそう思い知られるので、今日の長雨で水かさが増して、この身を流してほしい。
和泉式部日記 - 敦道親王
我もさそ思やりつる雨の音を
させるつまなき宿はいかにと
私もそのように思いやっていた。雨の音を聞きながら、これといった軒端もなく、頼りとする夫もいない宿はどうしているだろうかと。