- 表題
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- 古今和歌集
古今和歌集 - よみ人しらず
恋すればわが身は影となりにけり
さりとて人に添はぬものゆゑ
恋をしたので、わが身は痩せ衰えて影のようになってしまった。そうかといって、影のようにあの人に寄り添えるわけでもないのに。
古今和歌集 - よみ人しらず
篝火の影となる身のわびしきは
流れて下に燃ゆるなりけり
篝火が水面に映る影のようになった身がつらいのは、涙に流れながらも、水の下で燃えるように、心の底で恋に燃え続けることなのだった。
古今和歌集 - よみ人しらず
早き瀬にみるめ生ひせばわが袖の
涙の川に植ゑましものを
流れの速い瀬にも海松布が生えるものならば、私の袖を流れる涙の川に植えるのになあ。そうすれば、あの人に逢う機会も得られるだろうに。
古今和歌集 - よみ人しらず
沖辺にも寄らぬ玉藻の波の上に
乱れてのみや恋ひわたりなむ
沖の方にも岸の方にも寄りつかず、波の上に漂い乱れる玉藻のように、私は心乱れてばかりで、恋い続けていくのだろうか。