- 表題
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- 金葉和歌集
金葉和歌集 - よみ人しらず
葉隠れてつはると見えしほどもなく
こはうみうめになりにけるかな
葉に隠れて芽ぐんでいると見えたかと思うと、まもなく、これは熟した梅の実になったことだ。つわりかと見えたと思えば、まもなく子は産まれてしまったことだ。
まつ我はあはれ八十になりぬるを
あぶくま川の遠ざかりぬる
待ち続けている私は、ああ、八十歳になってしまったのに、阿武隈川が遠ざかるように、あなたに逢うことは遠ざかってしまった。