- 表題
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- 金葉和歌集
流れても逢ふ瀬ありけり涙川
消えにし泡を何にたとへむ
涙川は流れていっても、また逢う瀬というものがあるのだなあ。それなのに、消えてしまった泡のようなあの人を、何にたとえたらよいのだろう。
金葉和歌集 - よみ人しらず
呉竹のふし沈みぬる露の身も
問ふ言の葉におきぞゐらるる
呉竹の節のように伏し沈んでいた、露のようにはかない身も、見舞ってくださる言葉に、起き上がって座っていられることだ。
金葉和歌集 - 大江匡房
その夢を問はば嘆きやまさるとて
驚かさでも過ぎにけるかな
その夢のような出来事を尋ねたら、かえって嘆きがまさるだろうと思って、便りをして驚かせることもせずに過ごしてしまったことだ。
金葉和歌集 - よみ人しらず
露の身の消えもはてなば夏草の
ははいかにしてあらむとすらむ
露のようにはかない私の身がすっかり消えてしまったら、夏草の葉のように残される母は、どのようにして生きていこうとするのだろうか。