- 表題
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- 古今和歌集
古今和歌集 - 清原深養父
人を思ふ心は雁にあらねども
雲居にのみもなきわたるかな
人を恋しく思う心は雁ではないけれど、雁が遠い空の上で鳴きながら渡るように、手の届かぬ遠くでばかり泣き続けていることだ。
古今和歌集 - 紀貫之
越えぬ間は吉野の山の桜花
人づてにのみ聞きわたるかな
山を越えて行かないうちは、吉野の山の桜の花のことを人づてにばかり聞くように、あなたのことを人づてにばかり聞き続けていることだ。
古今和歌集 - 壬生忠岑
たぎつ瀬に根ざしとどめぬ浮草の
うきたる恋も我はするかな
激しく流れる早瀬に根を下ろしてとどまることのできない浮草のように、落ち着くところのない、つらい恋を私はしていることだ。