- 表題
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- 古今和歌集
古今和歌集 - 清原深養父
恋ひ死なば誰が名は立たじ世の中の
常なきものと言ひはなすとも
私が恋い焦がれて死んだならば、ほかの誰の浮き名が立とうか、あなたの名が立つだろう。世の中は無常なものだから、と言いつくろったとしても。
古今和歌集 - 紀友則
言に出でて言はぬばかりぞ水無瀬川
下に通ひて恋しきものを
言葉に出して言わないだけなのだ。水無瀬川が表に水はなくとも地下を水が流れているように、心の底では思いが通い続けて、恋しく思っているのに。
古今和歌集 - 紀友則
命やは何ぞは露のあだものを
逢ふにしかへば惜しからなくに
命などいったい何だというのか。露のようにはかないものなのに。あなたに逢うことと引き換えにするならば、少しも惜しくはない。
古今和歌集 - 在原業平
起きもせず寝もせで夜を明かしては
春のものとてながめ暮らしつ
起きているのでもなく寝ているのでもない状態で夜を明かして、昼は昼で、春のものである長雨を眺めながら、物思いにふけって一日を暮らしてしまった。