- 表題
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- 古今和歌集
古今和歌集 - 小野小町
秋の夜も名のみなりけり逢ふといへば
ことぞともなく明けぬるものを
長いと言われる秋の夜も、名ばかりであった。恋しい人と逢うとなると、何ということもなく、すぐに明けてしまうのだから。
古今和歌集 - 藤原国経
明けぬとて今はの心つくからに
など言ひ知らぬ思ひ添ふらむ
夜が明けたからと、もうこれで別れる時だという気持ちになるとすぐに、どうして言いようのない思いが加わってくるのだろう。
古今和歌集 - よみ人しらず
玉くしげあけば君が名立ちぬべみ
夜深く来しを人見けむかも
夜が明けてしまえば、あなたの浮き名が立ってしまいそうなので、まだ夜の深いうちに帰ってきたのに、それを人が見ただろうか。
古今和歌集 - 大江千里
今朝はしもおきけむ方も知らざりつ
思ひ出づるぞ消えて悲しき
今朝は、霜が置くようにどうやって起きて帰ってきたのか、そのことさえもわからなかった。思い出すと、霜が消えるように身も消え入るほど悲しい。
古今和歌集 - 在原業平
寝ぬる夜の夢をはかなみまどろめば
いやはかなにもなりまさるかな
共寝をした昨夜の逢瀬が夢のようにはかなかったので、その夢の続きを見ようとうとうとすると、いっそうはかない思いがつのることだ。